切腹のイラスト

GPD MicroPC 2で遊ぶ

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  date: "",
  category: "/unix-like"
}

N300のやつが届いた。 やっていく。

Fedora Silverblue編

Immutableがなんぼのもんじゃい。 CoreOSなら食ったことがあるが,果たしてデスクトップ向けでは何か違いがあるのだろうかと思い,試した。

まずは起動して,GRUBの画面が出てきたらeキーを押してエントリの編集画面に入った。
linuxefiの行の末尾に

 fbcon=rotate:1 video=DSI-1:panel_orientation=right_side_up

を追記して,Ctrl-Xで起動。 tty1にAnacondaのtmuxが,tty6にGUIが起動する。

ちなみに,これらのカーネル引数無しでも,以下のコマンドでGUI画面を回転させることができる。

gdctl set -LpM DSI-1 -t 270

-t 90とすると天地が逆になってしまったのだが,-t 270とすると,他ttyとの反復横跳びで正しい向きになったりならなかったりした。謎。

ネットワークに繋げるには,tmuxの画面に切り替えて

nmcli dev wifi con YOUR-SSID --ask

とする。 nmcliはあるのに何故かnmtuiが入っていなかった。 面倒。

Anacondaでのインストール中,一部画面は見切れてしまうが,tabキーや矢印キー等を駆使してなんとかする。

再起動後の初期設定

まず,インストール時に追加したカーネル引数を永続化する。

sudo rpm-ostree kargs --append='fbcon=rotate:1 video=DSI-1:panel_orientation=right_side_up'

そして,必要に応じてGUIの拡大率を設定する。 個人的には150%くらいがオススメ。 gnome-control-centerで設定した後,以下のようにすることで,GDMのログイン画面にも拡大率等の設定が反映される。

sudo cp ~/.config/monitors.xml /var/lib/gdm/.config/

使ってみた感想

しっかり使った訳ではないが,Immutableなディストロはなんというか,Android端末のような使い心地がする。 しかし,NixOSを試したときもそうだったが,これでは自分には柔軟性が物足りなかった。

また,rpm-ostreeについて,やってる事は名前の割にrpmよりdnfに近くないか?と思った。 リブランドに関するissueは一応あるみたいだが,10年近く開きっぱのようだ(coreos/rpm-ostree#405)。
あと,途中まで--apply-liveオプションの存在を知らず,操作を行う毎に再起動していた。 もっと体系的に入門した方が良かったかなとちょっと後悔した。

Alpine Linux編

次はこれ。 そういや実機で触ったことがなかったなと思い,試してみた。
流石にBusybox縛りでのinstall battleは苦行なので,今回はArch LinuxのLive USBを使った。

例によって,systemd-bootの画面でeキーを押し,cmdlineにfbcon=rotate:1を追加して起動する。
ほんでAlpineのインストール用スクリプトをインストールする。

iwctl
> station wlan0 connect YOUR-SSID
> exit # or Ctrl-D
mount cowspace -o remount,size=8E # 8.0E!
pacman -Sy gcc make
curl -L https://gitlab.alpinelinux.org/alpine/alpine-conf/-/archive/master.tar.gz | tar xvz
cd alpine-conf-*
make install

systemd-bootの画面が出てきたらeキーを押してcmdlineに